やりがいを見いだせなった

やりがいを見いだせなった

私が仕事を辞めたいと強く思ったことが2回あります。以前勤めていた病院でのことです。私は救急病棟に勤務していました。病気や事故など予期せぬことで入院される患者さんも多く、毎日忙しく働いていました。
都会の病院で働いていたこともあり、予期せぬ入院患者さん以外にも精神疾患を患っている患者さんも多く、薬の大量内服やリストカット、飛び降り、自傷行為などで入院していることも珍しくありませんでした。

不幸な事故や病気により生死を彷徨っており、意思の疎通が図れない患者さんの傍らで、自殺目的にビルから飛び降りた患者さん、自分で腹部に包丁を刺して入院している患者さんなどがおり、疼痛や発熱、倦怠感など様々な訴えをしていました。

同じように入院し、治療をしている患者さんなので差別がないように関わっていましたが、心の中では自傷行為などで入院中の患者さんのことを「自分が自殺目的にしたことなのに、結局たくさんの人に迷惑をかけている。この人たちにかける時間があるならばもっと時間を割いて関わりたい患者さんがいるのに。」と感じていました。
時には精神疾患の患者さんで病棟のベッドのほとんどが埋まることもあるほどで、その時にはジレンマを感じながら看護をしていました。

それに加えて何度も繰り返し同じように自傷行為をして入院してくる患者さんもおり、私は無力さを感じると同時にやる気をなくすこともしばしばありました。
患者さん自身も辛い精神疾患ではあると思いますが、私にとっても看護師としてやりがいを見いだせないことの一つでした。

もう一つは看護師として信頼してもらえなかったときに「もう仕事を辞めてしまいたい」と思うほどストレスを感じたことがありました。
私が受け持っていた患者さんであったのにもかかわらず気づけば常に上司が私を監視し、私の発言やアセスメント、看護ケアの一つ一つに対して指導をし、結局その上司の考えにより患者さんのケアを行うということが数か月の間ありました。

私にもアセスメントなど至らない部分があったと思いますが、後輩の意見に耳を傾けることなく、また何故その方法を選択したかなどの細かい理由も伝えてくれることはなく、看護師としてやりがいを感じられませんでした。

やりがいを自分自身で見出すことは簡単なことではありませんが、看護師としてはやはり患者さんや家族に頼りにされる、認めてもらうことが一番でありそれが自身にもつながることだと思います。

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